どちらを選ぶか。

どちらを選ぶか。 わたしのこと

昨日、私が働く「在宅派遣」の派遣元、キャスターの方と、キャリア相談の面談を行いました。

そこ会話の中で、感じたことがあったので、書いてみたいなと思います。

在宅派遣「キャスター」って?

在宅派遣のお仕事に詳しくない方のために、キャスターのことを少しご紹介します。

私が所属する、「キャスター」。

日本全国の企業様で働ける、「完全在宅」のお仕事を紹介してくれる派遣会社です。

営業事務や秘書のような事務的なお仕事から、デザイナー、法律関連の専門的なお仕事まで。

その時々で募集があり、自分のスキルと好みに応じて紹介してくれます。

参考記事:「在宅派遣という働き方について

スキルアップを目指したくて、キャリア相談

私の面談目的は、スキルアップの為に派遣先を変えようか相談したい、というもの。

今私が派遣されているのは、自社ECを運営している専門的な製品を取り扱うメーカー。

前職でインテリア雑貨のECサイトを運営していて、そこに長く携わっていたことからそのスキルと経験をかってくださっての採用だったのですが、

実際勤めてみると、まだまだこれから伸ばしていく段階、というフェーズのECサイトで、整えていくべきところがたくさん。

私の発案でWEBのKPI作成(目標数値設定)を行ったり、google analyticsというWEBの分析ツールを使って、週次や月次の数値を出していく。

前職で行っていたこともあれば、私もまだまだ知識不足で日々勉強しながら取り組んでいる、という状況です。

これだけ聞くと、え、面白そうやん。なんで派遣先を変えたいの?と思われるかもしれません。

実際、昨日相談をしたキャスター担当者の方が、まさにそのような反応。

終始、どうやったら今の環境でスキルアップできるかを私に話して、会話を終わらせようとしている意図が明確に伝わりました(笑)

そう、今の環境、本当にありがたく、仕事はやりがいもあり面白いんです。

派遣だから、なんて対応は一切受けないし、私自身、全くその認識を持っていないのもあり、

派遣先の皆さんと同じように、同じマインドで企業の利益やお客さま満足度を上げるサービスを、日々考えて発言しています。

そして、入社間もない(今年の2月から)私の意見を、むげにせずちゃんと聞き入れて下さり、社長直々にコメントを下さったりもする(人数規模の小さい企業様です)。

働く方々もユーモア&優しさがあり、直接お会いしたことがなくても、チャットの会話で笑ったり、優しいなぁと心温かくなれる。

そんな環境なのです。

キャリアチェンジをしてみたい、理由

そんな環境ながら、なぜ昨日、キャリアチェンジの相談をしたかというと。

キャスターに新しく、ライター関連のお仕事を見つけたから。

長く携わってきて経験もある、EC運営のお仕事と、ライターのお仕事。

どちらかを選べと言われたら、私は即、ライターを選択します。

ライターのお仕事は、今、派遣のお仕事とは別で、依頼を受けて取り組んでいるのですが、

まだまだ本数も少なく、本業(派遣)のお仕事の収入には到底、届きません。

書くことで食べていけたら、なんて夢のようだと思っていましたが、

でも、夢だと思っていたら、いつまでも夢のまま。

私は、未来を生きることにしたので(参考記事:「脳ちゃんとタマ子」)、

将来どんな自分でいたいかを、常に意識してイメージするようにしています。

例えば、これは別で学んだ例ですが。

「自分は、歌手のyazawaだと思って、生きる。」

そうすると、こんなことが起こります。

TVをだらだら見てしまう → え、yazawaだったら、こんなことする?と考えて、やめる

間食がやめられなくておなかポッコリが気になる → え、yazawaだったら、それで人前に出れる?と考えて、やめる

こんな風に、自分がなりたい姿をイメージして生活すると、その姿にそぐわない行動や考え方は改善されていくよ、という話。

私は、いつか本を出版して書く仕事がメインの生活をしたいので、そこから考えると、今のEC運営のお仕事は繋がらないのです。

だから、「このライターさんのお仕事にチャレンジしたいが、今別で勤務しているので、どのタイミングでエントリーできるか」と聞きたかった訳なのですが、

結論から言うと、

・派遣契約が3カ月更新なので、その切替のタイミングがベスト

・ただ、キャスター的には、積極的に別の仕事を紹介はできない

という事でした。

キャリアとリモート、どっちを取るか

冷静に考えれば、そうですよね。

キャスター的には、私という人材は既に企業への紹介任務を果たしている訳で、別の案件には、まだ就業していない新たな人材を当て込みたい。

当然、その考えになると思います。

私が、将来のキャリアについて相談したい、と持ち掛けた際に「では面談しましょう」

と言って下さったので、色々とアドバイスなども頂けるかと期待していたのですが、

いかに今の環境が恵まれているかの説明と、どうやって今の環境に私を留めさせるか、のお話に終始した形でした(笑)

その会話の中で、とても違和感を覚えたセリフが、こちら。

「リモート勤務と、ご自身のやりたいこと、どちらを選びますか?」

最初言われたとき、ん?となって、思わず

「その2つって、比較するものですか?」と聞いてしまったのですが、

つまりは「やりたいことはあるんだろうけれど、リモートできるお仕事って、本当に少ないのよ」ということをおっしゃりたかったようで。

はい、それは、重々承知しています。

だって私、この派遣のお仕事に就く前、さんざん探したもの。

アルバイトから収入を上げたかったので、できれば正社員、と思って血眼で探しました。

けれど、私の持てるスキルで、フルリモートで正社員、となると、本当になくて。

いくつかご縁があって面接に進んでも、スキル部分でふるい落とされ、その度に深く落ち込みました。

だから、分かっている。

フルリモートで働けることが、いかにありがたいことかを。

そしてなおかつ、探しても全然なかった「ECサイトの運営+フルリモート」の環境なんて、そうそうないだろうということを。

けれど、今はそれで満足だけれど、将来の自分は、そうじゃない。

ここは、私が一生いる場所じゃない。

そう感じたから、まずは相談までに、と思ったのですが…。

現実問題、今の日本はコロナが明けて、どんどん出社メインに戻っています。

けれど、リモートか、キャリアか、なんて

そんな選択肢を提示される現状を、とても残念に感じました。

そして、以前も似たような選択肢を突きつけれられたことを、思い出しました(笑)

「このお給料でリモートに切り替わるか、辞めるか」

全く別件ですが、リモートのお仕事をさせていただく際、出社勤務からリモートに切り替わる際に言われたセリフです。

出社の頃とほぼ業務内容は変わらないにも関わらず、リモートになって立場が変わるだけで、以前の約半分ほどの金額を提示され。

それはあんまりでは、と私の意見を伝えた際に返ってきた言葉で、悲しくて、けれどその時の私はリモートしか選択肢がなく、悔しさに手が震えていたのを覚えています(笑)。

(今思えば、そんなに悔しいなら「辞める」を選択すればよかったのですが、全てを失うことが怖くてできなかった)

これは私にとって、リモートか、お金か、の選択でした。

AかBか、という選択を迫られることは、男性ももちろんそうですが、特に女性において、多いのではないかと思います。

例えば、

「仕事か、育児か」のように、

「自分のやりたいことをやるか、家族のために時間を使うか」の選択をしなければいけないシーンが、本当に多い。

それは、日本の女性が、育児家事の負担比率が高いことにあるとは思うのです。

日本企業で働く男性って、ほんとブラックな働き方してますものね…(うちの夫がそうです)

けれど、そう言っていても、何も変わらない。

今ある環境で、与えられた時間で、何を選んで何を捨てるか。

どう使っていくかは、自分次第です。

私は、キャスターの方は昨日ああ言っていたけれど、自分のやりたいことを諦めません(笑)

新しい職種に応募しても、紹介するかの社内審査は結局キャスターがするので、私の優先順位はかなり低いだろうことが判明はしましたが、

それでも、これやってみたい!と思うものがあれば、エントリーし続けたいと思います。

そうすれば、いつか熱意が伝わるかも。

この人、ライターにばっかり応募してくるな、本気度が違うな、となるのではと思うのです。

だから、皆さんも。

もし、ご自分の環境が、AかBかを迫られている、としても

それを両方叶える方法ってないのかな、一度ダメだったけれど、諦めずにまたやってみようかな

というマインドを捨てないことは、大事なのかもしれません。

そして、

「女性だから(夫がいるから)、このくらいのお給料でも十分だろう」

「リモートできるんだから贅沢言うな」

という風潮、世の中を変えていきたい。

女性で転勤族の妻だから、夫の収入があるから、このお給料でも十分?

いいえ、違います。

だって、夫がいなくなったらどうするの?

誰が子どもたちを養っていくの。

夫婦なんて、他人だもの。いつ何が起こるか、分からない。

私はそう思っているので、夫の収入に頼って生きていくのが嫌なのです。

昨日の面談を経て、ますます「自分の好きなことをとことんやろう!」と思えた私でした。

書いているうちに、また熱くなってしまった(笑)

何か、参考になることがあればうれしいです。

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