自分で考えて行動できる子どもになれるよう、ママやパパがサポートする「子どものコーチング」
菅原裕子さんの本「子どもの心のコーチング」に基づいて、特に私が心打たれた点や、実際やってみて良かったことなどを皆さんにシェアしていきたいなと思っています。
初回は、「子どものコーチングってなに?」
子どもに対してのコーチングと、それを知ったときの私の気持ちについて(熱量高めに笑)ご紹介しました。
今回は、「ヘルプ」と「サポート」の違いについて。
とても似ているこの2つの言葉。
けれど、育児においての意味合いは全く異なるのです。
子どもが何かに困っているとき。
状況にもよると思うけれど、基本的なスタンスとして、あなたならどうしますか?
1.手を差し伸べて、代わりにやってあげる
2.自分でできるように、サポートしてあげる
1.が「ヘルプ」で、2.が「サポート」です。
私は、バリバリの「ヘルプ」母ちゃんでした(今もなお)。
子どもが転んだら、すぐに駆け寄って「大丈夫!?痛くなかった?」と、手を差し伸べて起こす。
洋服は朝引き出しから出して、すぐ着替えられるように準備をしておく。
常に先回りして、子どもが困ることのないように、あれこれ考えて行動する。
そんな風に育児をしてきました。
子どもに笑顔でいてほしいから。困るシーンを減らすために。
そして、もしかしたら1番の理由は「効率的に」育児を進めるために。
けれど、そうやって母ちゃんにあれこれと手助けされると、子どもは「学ぶ機会」がないのですよね。
失敗しても、たとえ時間がかかっても、「自分で」やることが、全て学びになる。
子どもは、遊びや生活から、たくさん吸収をして学んでいるので、そんな日々のちょっとしたことも学びの機会として、彼らにやらせてあげた方がよいそうです。
ちなみに、本に書いてあったヘルプの例は、このでした。
・子どもがするべきことを、親が逐一指示し、命令する
・子どもの欲求を察し、無条件でなんでも与える
・子どもがどう感じるべきか(大丈夫、それ痛くない!のような感じ)を教える
・子どもは親の延長と考え、親が求めるとおりになるよう期待する
・子どもの問題を親が解決する
はい、すみません。
全部私のことです。え、この本、私のこと知ってて書いてる!?って感じでした…。
私たちは、あくまで「サポーター」。
最高の「サポーター=コーチ」は、このように記載されていました。
・子どもが自分でできることを知っている
・子ども自身がもっと良くなりたいと思っていることを、知っている
・子どもが望んでいることが起きるまで待ち、必要なサポートは何でもしようとする柔軟性がある
実際、ヘルプ母ちゃん(わたし)に育てられた子ども(特にうちの長男)は、結果自分のことを、自分でやるのが苦手になっています。
何かにつけて私に聞いてくる、助けて~とヘルプを求めてくる。
子育ての最終目標は、子どもたちが「自立して」一人で生きていける人間に育てること。
そのゴールの為に、私たち親がするべきは「サポート」のようです。(てか、自分自身に言っています、このセリフ…汗)
ではどうして、親がヘルプ母ちゃんになってしまうかというと(ちょっと自分を擁護)
それはまず、子育てがベビー期からスタートするから。
ほやほやの赤ちゃんは、一人ではなんにも出来ません。
それこそ親が「ヘルプしまくり」母ちゃん父ちゃんにならないと、赤ちゃんは死んでしまいます。
そこで親は、思いっきりヘルプをする。
あれもこれも、何でもやってあげて、お世話をするうちに、段々自分で「できる」ようになる子どもたちの成長に合わせて、「ヘルプ」から「サポート」に切り替えるのが難しい一面もあるようです。
そうやって、いつまでも子どもを「まだこの子はできないから」と母ちゃんがヘルプしてしまうことが、子どもの成長を妨げてしまうそう。
あぁ、私です…。私のことです。とっても耳が痛い…!
けれど、育児って、思い立ったが吉日(←切替早っ)
いつでもやり方を変えられるし、いつでもやり直しが効くらしい(てぃ先生も言っていました)
だから、私はヘルプ母ちゃんから、最強の子どもたちの「サポーター」になろうと、今猛勉強中なのです!
知っているだけでは意味がなく、行動して自分を変えていかないといけないので。
記事でも、わが家の様子を発信しながら、もし、「私も実はヘルプ母ちゃん父ちゃんでした」って方がいれば、一緒に変わっていけたらな~と思っています。
もうすでにサポーターになれている方は、私のそんな変化の過程を、温かく見守っていただけたら笑。
とっても嬉しいです。
では、また次回。
次は、今「自分のことは自分で」と伝えているわが家の長男が、朝どうやって起きていくのか、の様子に書いてみようかと思っています。
彼も、自分に起こっている変化に、たぶん少しとまどいながらも、自立を目指してがんばっている様子です。
では、また次回~!
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