転妻が起業する、ということ。

転妻が起業する、ということ 仕事のこと

昨日の夜、久しぶりにやってしまいました。

少し前から私の記事を読んでくださっている方には、毎度おなじみのあれです。

夫婦喧嘩バチバチ(笑)

と言っても、今回私が怒ってしまったのは、対夫ではなく。

夫の会社(ひいては社会)について。

「転妻が起業するって、これからこういうことの連続だ」と感じたと同時に、

だったら何ができるのか。

今までの私の価値観も変えていかなくてはと思ったお話。

早速、書いてみます。

転妻が起業するハードル

まず簡単に、私の夫について。

夫は、全国転勤ありのメーカーに勤めるサラリーマン。

海外転勤は自ら申し出ない限りはないそうですが、日本国内の転勤は約3年ほどのスパンで転勤サイクルがまわってきます。

東京から福井県に越してきて今年の春で3年目だったので、そろそろかなぁ…と言っていたら、

なぜか福井の責任者に抜擢され、役職ある立場になりました。

収入的にはUPするのでありがたいものの、

夫はそもそも全く仕事に熱意がない人で(笑)。

私も、夫の会社で責任者になるとは、どれほどプライベートを犠牲にするかを聞いていたので

正直ドキドキはしていたのですが

ふたを開けてみると、はい、噂通り。

休日出勤・平日の飲み会・早朝からのイベント準備立ち合い、など

もう、時間外労働が増える増える‥‥!

夫もくたくた。

私もへとへと。

そんな今、私が起業を目指しているという訳です。

そして昨日の夜のトピックスはこちら。

「休日出勤時の子どもたちは誰が見るの」問題。

今までは、休日出勤も時間外労働もない働き方をしていた、私が全て担当していました。

だって、転妻で

周りに親族も誰もいないから。

けれど、これからはどうしよう。

私が思わず「ゲッ!」と声を荒げてしまったのは

もうすぐ開催されるマーケティングスクールの「リアルセミナー」の日が

子どもの授業参観&小学校のイベント日&夫の出勤日だったのです。

授業参観は、仕方がない、というか、これは親族以外にお願いはできないし、彼の様子を見たいから行こう。

小学校のイベントは、参加必須なのか聞いてみよう。

で、夫の出勤。

ダメもとで「大事なセミナーがあるんだけど、どうにかならないの」と聞いてみますが

責任者なので、いかなくては、とのこと。

そうだよね、わかった。

でもさ、これからはどうなるの?

今後も休日の半分くらいは出勤だと聞いているけれど

私が今後この日は子どもを預かってほしい、と申し出たら何とかなるものなの?

家族の都合はまったく考慮されないの?

であれば、あなたが出勤の日は100%私が育児をすることになるの?

すべての質問に、申し訳なさそうな表情を浮かべながらも

「だって責任者なんだから仕方がないじゃないか」

という答え。

え、だったらさ。

私が今もし、バリバリのキャリアウーマンで、

同じような役職ある立場だったとしたらどうなるの。

これから起業して、女社長になったらどうなるの?

あなたが役職ある立場だからって、私の都合が一切考慮されないのはおかしくないかい…。

と思わず、畳みかけてしまったわけです。

「父ちゃんに怒っている訳ではない。状況も理解できる。けれど、

その仕事をする背景に、妻たちがどれだけサポートしているか

その妻たちの時間を犠牲にしているからこそ成り立っていることを理解していない

あなたの会社に腹が立つ」

と思わず言ってしまいました。

会社側の立場になれば、確かに分かるのです。

そんな、一人一人の家庭の事情なんて考慮していられない。

大きな会社になればなるほど、そうなのかもしれない。

けれど、私たち転妻にも生活がある。自分の人生がある。

子どもが生まれそう、生まれたばかり、家を建てたばかり、子どもが受験を控えている、介護の親族がいる…など

様々な家族の事情を抱えながら、それでもついていくかどうかの選択を、毎回かなりの短期間で決断せざるを得ない。

それが、分かってはいるけれど、おかしいじゃないか、と思うのです。

夫も「だって仕方がないよ」というので、

「仕方がないよ、じゃないよ!そう言ってなんでもOKとしていたら、良いように使われるだけだよ。ちゃんと自分の意見も伝えないと」

と言ってみたのですが、私と違い性格がかなり控えめな夫…。

果たして、どこまでアピールできるのか…。

状況の変化には、あまり期待ができなさそうです。

だったら、何ができるのか。

まず私が考えたのは、

「サポート先を見つける」こと。

以前、切迫早産で入院を迫られた際にも実は色々と調べました。

けれど当時に一番のネックは「車での送迎を依頼できない」ことでした。

預かってくれる場所はいくつかあるものの、事故などにも繋がるからか、その場所への送迎サービスなどがないのです。

それじゃあ意味ないやん!と思っていましたが、

今回は事情が違う。

信頼できる先を見つけて、私が送迎すればOK。

あとは時間の都合がつくかどうかです。

今までは、休日も人に預けることにとても抵抗がありました。

正直、私だって、一緒にいたい。

彼らと過ごす時間が何よりの癒しで、私が生きる目的のひとつでもあります。

けれど、私にも、私のやりたいことがある。

夫や家族に頼れないのであれば、

幼稚園のように安心できる場所を、もう一つ用意してあげればよいんだ!

と少し考え方を変えることができました。

最初は寂しがるかもしれないけれど、きっと彼らは大丈夫。

もっと世界が広げって、楽しめるはずだと信じています。

「休日は家族が子どもを見るべき」と私が以前持っていた価値観も、変えてしまえばいいんだ。

そうすれば新しい価値観が手に入って、

自分も子どもたちも、変わっていける。

転妻が起業を目指すって、物理的な家族のサポートがない場合は

もしかするとハードルが高く感じることもあるのかもしれません。

けれどそんな時に

「あぁ、家族がすぐ近くにいる人はいいな」

「やっぱり何だかんだで東京に住んでいる人はいいな」とか

卑屈に捉えてしまうと、何も行動できなくなってしまう。

そんな時には、

「うんうん、そうだよね、大変だよね」と自分で自分を認めた上で

「じゃあ、どうすればいいの?」

と、次のアクションを考えられる声がけを、

自分に対して、していきたいなと思います。

この声がけは、「セルフトーク」というそうです。

そのお話も、またの機会に。

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